コラム
開発秘話

撥水から親水へ!逆転の発想で生まれた超親水フィルム「雨ミエ」

雨の日でも水滴を気にせずドライブレコーダーやスマートミラーの視界を確保することができる「雨ミエ」。2022年秋に発売して以降、多くのお客様にご購入をいただいている人気の製品です。本ページでは、水をなじませるという逆転の発想で生まれた超親水フィルム「雨ミエ」の開発秘話をご紹介します。

ドライブレコーダーやスマートミラーを開発するメーカーだからこその課題

ドライブレコーダーやスマートミラーの開発を行うKEIYOにとって、雨天時の水滴でカメラの映像がしかり撮れていなかったり、見えづらかったりするのは長年の課題でした。「雨の日でも綺麗に社外録画できる方法はないか」この想いから、「雨ミエ」の開発はスタートしました。

様々な素材を使って実験を開始。たどり着いた水を“なじませる”という発想

当初は、水をはじく撥水の素材も含め、様々な素材を使って実験を行いました。そこでたどり着いたのが、水をはじくのではなく、水をなじませるという発想でした。水滴がフィルムの上を流れ落ちることで、表面に水滴が溜まらず、視界を遮らないと考えたのです。結果、ナノ親水防曇コーティングの特殊フィルムを使うことで、雨水を平坦化させることに成功しました。

発売1週間で1,000個を販売!中の人も驚くほどのヒット商品に

品質には自信を持っていたものの、世の中にない製品であったため、どれぐらいのお客様に手に取ってもらえるかは全くの未知数でした。しかしながらいざ蓋を開けてみると、発売1週間で販売個数1,000個を突破し、一時期品薄になってしまうほどでした。お客様の「できたらいいな」「あったらいいな」を製品化できたという達成感を得ることができた貴重な経験になりました。

ビッグサイズやバイク用など、さらに広がる「雨ミエ」シリーズ

発売後にいただいたお客様のご要望を踏まえ、現在はサイドガラスやクーペタイプのリアカメラに最適な「雨ミエTHEビッグ」、バイクのサイドミラーやメーターにお使いいただける「雨ミエTHEバイク」など、様々な雨ミエシリーズを発売しています。今後は、この技術を応用し、自動車用以外の活用なども模索していければと考えています。製品について、詳しくはこちらをご確認ください。