ドラレコ革命!SDカードを使わない「eMMCドライブレコーダー」
一般的にドライブレコーダーは、内蔵されたmicroSDカードに録画した映像が保存されますが、事故時に強い衝撃を受けることで接触不良を起こし、重要な瞬間の映像が撮れていないというリスクがあります。本ページでは本体への直接録画を行うことでそのリスクを回避する「eMMCドライブレコーダー」について、開発秘話をご紹介します。
ドライブレコーダーの不良はmicroSDカードに起因することが多いという現状
ドライブレコーダーのメーカーとして、お客様の声を聞いていく中で、映像を録画するmicroSDカードがドライブレコーダーの不良の原因となっているケースが多く見受けられました。microSDカードは消耗品ということもあり、本体は問題なくても、microSDカードの耐久性の問題で不良が起こってしまうということもありました。
一般的な方式でありながら、事故時のリスクもあるmicroSDカード録画
microSDカードの課題は耐久性だけでなく、事故時のリスクにもありました。事故の際の大きな衝撃により、microSDカードが壊れてしまい、肝心の映像が撮れなくなってしまうという問題です。これを解決するために、ドライブレコーダー本体に直接録画できる方法はないかと考えたのがきっかけで、開発が始まりました。
産業用組込みマルチメディアカードを活用することで、本体への直接録画を実現
スマートフォンやタブレットPCに使用される産業用組込みマルチメディアカードを使用する「eMMC方式」を採用することで、ドライブレコーダー本体への直接録画が実現できました。他にも、「eMMC方式」を採用した理由は、本体録画が可能なだけでなく、microSDカードと比較し20倍の耐久年数があることも決め手でした。
クラウドファンディングにチャレンジ。30万円目標に546万円の支援を獲得
世の中にない製品ということもあり、テストマーケティングも兼ねてクラウドファンディングにチャレンジしました。元々は30万円程度支援が集まればありがたいと思っていたところでしたが、結果は250人・546万円もの支援が集まり大変驚きました。支援いただいたお客様のおかげもあり、その後無事製品化され、今もなお、当社の売れ筋商品のひとつとなっています。製品について、詳しくはこちらをご確認ください。